書いてみるのも、また楽しい

25.02.15 / ポジティブ要素, 素敵ライフ / Author: / コメントは受け付けていません。

私は小説を書いています。こんな事、恥ずかしくて友達や両親、知り合いと誰にも言えないのですが、ネット上で作品を公開しています。自分の作品を誰かに読んでもらうというのは堪らない愉悦です。感想とかもらえたら飛び上るほど嬉しいですし、なんだか自分の証が残せるようでわくわくします。
最初は目も当てられないほど未熟だったのですが、最近はようやく「まぁ、読めるかな」程度になりました。それなりに読書量を積んでいるおかげで、話の構想や語彙力が増えたのかなとも思いますが、辞書は絶対に手放せません。また、参考資料なんてものも必要です。一場面を書くのでも物の名称が分からなくては先に進まないのです。それから、文末が全て同じだと、なんだか単調で箇条書きのようになってしまいますし、流れが悪いです。会話は殊更注意しなければならないポイントですし、その他にもいくつか暗黙のルールが存在しています。カッコに。を入れないだとか。
一番上達する方法はやっぱり執筆し続ける事かな、と思います。それからやっぱり読書は大切ですし、文体が美しい作家のものをノートとかに写す事も訓練になります。特に、文豪と称される方々の作品を使う事をおすすめします。また、分野は違うのですが、シナリオを勉強するのもいいかな、と個人的には思っています。

読書中毒者の後日談

09.02.15 / 素敵ライフ / Author: / コメントは受け付けていません。

夏の事です。山登りをしました。私は生粋の山好きで、海かどちらかと問われたら、迷わず登る方を選びます。その日、天気は快晴でしたが、雲が多いのが気になりました。山の空は変わりやすいので、注意しなければなりません。といっても、そこまで標高が高いわけでも、困難な道があるわけでもなく、きちんと整備された登山でしたので、然したる心配はしていませんでした。ただ、数年前に熊の出没があったので、鈴だけは持ち歩くようにしました。
行楽シーズンではあるものの、その日は平日で、麓の駐車場には車が二三台しか停まっていませんでした。私は、たまたま地元の男性と知り合いになり二人でお喋りをしながら頂上を目指していました。中腹あたりまで登った頃でしょうか。突然、茂みがガサガサと音を立てたのです。私は咄嗟に「熊かも」と思いました。「早く通り過ぎよう」と男性も顔色を変えて言いました。
私達は殊更大きく鈴を鳴らすようにして足早にそこを過ぎ、下山しようとしました。しかし、また少しすると、ガサガサと脇から音がするのです。つけられている、私はそう直感しました。少し前に増田俊也著の「シャトゥーン ヒグマの森」を読んでいたので、黒く大きい獣の頭の良さ、俊敏さ、強靭さに恐れおののく気持ちが恐怖心を煽りました。無事に山を降り、車に乗り込み帰る事が出来ました。
あのまま、進んでいたら果たしてどうなっていたか。私は中島敦の「三月記」を読むたび、ふと、空想しまいます。あれはもしかして、人だったのではないか、と。

日本のルーツを辿るには

25.01.15 / はじめる / Author: / コメントは受け付けていません。

島崎藤村の「破戒」を読んで、被差別部落に興味を持ちました。最近のドラマや映画はあまり、そういう影の部分を描いた作品が前面に出ないので、時代をテーマにしたものも「勝者の歴史」とか「美しい日本」が主になっている気がします。小林多喜二の「蟹工船」や山本茂実の「あゝ野麦峠」のような、時代の裏の部分を描いたものが少ないような気がするのです。もしかしたら、私の気のせいかもしれませんが。
そういった影にそこはかとない魅力を感じます。そこで、赤松啓介や沖浦和光の著作と出会い、どんどんその世界に対する関心が湧きおこり、先日、中上健次著の「千年の愉楽」を読みました。とても難しかったのですが、これがとても綺麗な文章で読みごたえがありました。映画にもなっている筈ですので、ぜひ観てもらいたいと思います。ネット上で無料で観覧する事が出来る青空文庫でも幾つか部落作品があり、巫女の起源や芸能のルーツ等もあわせて知る事が出来るのでおすすめです。伝説や神話にまで話が及ぶ事が多く、古くからあるものが脈々と続いていると気付かされた時、一本の時の流れの線を感じます。灰谷健次郎や岩波書店から出版されている高橋貞樹の「被差別部落一千年史」、住井すね著の「橋のない川」も勉強になります。

冬に読む楽しみ方

10.01.15 / 素敵ライフ / Author: / コメントは受け付けていません。

「冬に読むのに適した本を考えた時、真っ先に何が浮かぶ?」と質問され、私は暫く考えたのち「長い冬」と答えました。この本は岩波少年文庫から出ているローラ物語のシリーズ1作目です。作者はローラ・インガルス・ワイルダーでイラストを ガース・ウィリアムズが描いてます。
小野不由美著の「12国記」で、主人公がこの本を図書館から借りていて、私はとてもこの小説に出てきた事を感慨深く思いました。
「長い冬」は冬の厳しさが身に迫ってくる描写に、思わず毛布に手が伸びてしまいます。家族の温かさ、開拓地の冬の厳しさに物語を通して溜息が漏れます。イラストも素晴らしく、ガース・ウィリアムズは『シャーロットのおくりもの』『大草原の小さな家』等の挿絵も手掛けています。
このように、小説と挿絵の見事なコラボレーションをしてできた本というのは特別な一冊のように思えてなりません。
岩波少年文庫には素晴らしい児童書が沢山出ています。ミヒャエル・エンデ作の「モモ」や「はてしない物語」、C.S.ルイスの「ナルニア国ものがたり」など、大人が読んでも奥が深く、面白いです。同じ作家読みもいいけれど、たまには出版社読みをしてみても読書は楽しめます。新潮文庫の100冊や講談社文庫のフェア等、定期的にやっているイベントものを制覇する事も達成感を味わえますね。

人生につまづいた時には書店へ

27.12.14 / ポジティブ要素 / Author: / コメントは受け付けていません。

何かに行き詰まった時、書店に行くのはどうでしょうか?アイデアが浮かばなくてどうしようもない時、ふらりと赴くのです。私はそれで今まで何度も助けられてきました。
そこには沢山の言葉が溢れています。題名を眺めているだけで、良い案が浮かぶ事もありますし、気になった本をぱらぱら捲っている途中でひらめく事もあります。まさに情報の宝庫です。
私は書店には不思議な力があると信じています。何人もの作家が命を吹き込んで作った作品が並べられているのです。手に取るのは簡単ですが、その重みを感じると一文字一文字が胸を打ちます。
また、自分の状態が分かることもあります。なんとなく落ち込んでいるときは自己啓発本に惹かれたり、恋をしているときは占い本や恋愛のハウツー本、健康が気になる時は健康関連の本や格言集などと、今まで気付かなかった自分自身を発見できる場所でもあります。自分を見つめ直す意味でも役立つことは間違いありません。
迷った時、壁にぶち当たった時、寂しい時にぶらりと出掛けてみてはどうでしょうか、答えや問題の解決となる糸口が見つかるかもしれません。本の持つ不思議な力はきっと答えのヒントをくれます。帰って来た時、一筋の光が、希望の種が心の中に差し込んでいるかもしれません。

本日記で読書がもっと楽しい

03.12.14 / はじめる / Author: / コメントは受け付けていません。

もう一度読みたいなと思ったのに、題名や作家が思い出せない本はありませんか?膨大な数の本を読んで来た読書家にありがちな話です。どうしても、あのシーンだけ!あのシーンの感動を味わいたい!と、そう思った時、そのシーンを簡単に見つけられる指標があれば便利ですね。そこで、私は「本日記」を推奨します。今はWEB上で本の感想などを書きこむサイトが増えていますが、この本日記は、重厚な日記帳を使います。デジタルではなく、アナログです。
まず、飽きのこなそうな、シンプルな日記帳を探しましょう。そして、その日の日付に読んだ本の題名、作者名、ジャンル、出版社を書きこみます。備考欄には好きなセリフや、感動した箇所のページ数と段落を書きこむのです。こうすれば、ひとまず残ります。そして、ここで付箋紙の出番です。今はいろいろな付箋紙が出ていますが、なるべく丈夫なモノを選ぶようにしましょう。
付箋紙には簡単な本の感想を書きます。「戦国感動・甲賀忍者・超大作」や「江戸時代・人情・植木屋」だとか「医療・感動・長野」だとか。そして、日記を閉じた状態でも見やすいように貼り付けます。こうしておけば、とても分かりやすいです。ここまで書く作業をすれば、記憶にも強い印象として残りますし、後で読み返した時、自分の読書歴史を一望できてとても楽しいです。ネット上では感じられない味があります。ぜひ、作ってみましょう!今日からでも遅くありません。

児童洋書に気軽に親しむ

18.11.14 / ポジティブ要素 / Author: / コメントは受け付けていません。

洋書は少し敷居が高い。そう思っている方は多いと思います。日本にいる限り、そこまで英語や他国の語学を学ばなくとも生きていけますね。しかし、今は国際社会。ネットでは英語で書かれた情報が多いですし、英語を知っていて損をする事はほとんどというか、全くありません。語学を勉強するうえで、洋書はとても役立ちます。現在、カナダに住んでいる女性は「語学を学ぶ上で洋書はとても役立つ」と言っていました。でも、さすがに英語ばっかりの洋書だと難しすぎて、いやになってしまいます。そこで「児童洋書」からチャレンジしてみてはいかがでしょうか?児童洋書はイラストと文章が一体になっていますし、なんとなく、何を言おうとしているのか雰囲気がつかめます。日本語に訳さず、ニュアンスで英語を覚えるのはとても効果的だそうです。いちいち、日本語に訳して英語を喋るとどうしても遅くなりますから、最初から英語で言葉を覚えてしまおう、という事ですね。これはとても効果的で、海外に住む私の知人はみんなおすすめしています。それに、海外のイラストは可愛いものも多いです。日本とはまた違ったタッチで描かれているので、それだけでも楽しめます。内容も、児童書だとは思えないぐらい深いものが多いです。楽しみながら英語の勉強ができるなんて、最高ですね。ぜひ、児童洋書をトライしてみましょう!

まるであの大好きな世界に入りこんだかのような。聖地巡礼体験。

02.11.14 / ポジティブ要素 / Author: / コメントは受け付けていません。

小説やマンガ、アニメなどの世界に、現実世界をモデルにした場所が登場し、読者や視聴者がそのモデルとなった場所を訪れる――いわゆる聖地巡礼。虚構だったはずの世界を現実に訪れることができるというのは、ファンにとってたまらない体験です。その聖地巡礼ですが、町おこしにも一役買っています。『らき☆すた』の埼玉県久喜市、『ガールズ&パンツァー』の茨城県大洗町などが有名ですね。私もいくつか行ってきました。実際に登場した風景を写真に撮り、実際に登場したお店で買物をし、登場人物ゆかりの食べ物を食べ……他にも、お祭りを楽しんだり、ラッピングバスやラッピングトレイン、ラッピングサイクルに乗ったり、たまたま同乗していた見ず知らずの同好の士と語り合ったりと、かなり充実したひとときを過ごすことができました。最近ですと、三島由紀夫の『愛の疾走』片手に長野県へ行ってきました。あの華麗な筆致で描写された長野。地の文から想像される風景と、実際の風景を比較するのが特に楽しかったです。それからやはり、あの大好きな世界に入りこんだかのような感覚を味わえるのがいいですね。『愛の失踪』には個人的な思い入れが強くあったので、うれしかったです。

時代小説の短編を求めて

16.10.14 / ポジティブ要素 / Author: / コメントは受け付けていません。

むかしむかしのお話じゃなくて、時代劇のような小説ってありますよね。時代小説、で良いんでしょうか。江戸時代とか、戦国時代とかのお侍や忍者を描いた作品です。あまり頻繁には読まないんですが、時々無性に読みたくなることがあるので本棚には藤沢周平さんのコーナーを作っています。吉川英治さんも好きなんですけど、彼の作品で好きなのはどれもシリーズもので長いので、ちょっと読むには不向き…。文庫数冊とかなら、数日かけて読めばいいか~とおもうんですけど、さすがに10冊超えるものはちょっと(笑)がっつり時代物!っていう時には良いんですけどね。
文庫で10冊ともなると、ちょっと時間ができた時に読むのには難しい長さですよね。それも、時代小説って当然今の言葉ではない言葉も多いので読むのに結構時間がかかっちゃう…シリーズ全部読み切るのにひと月かかった作品もあったくらいですから、まとまった時間が作れないと手が出せません。ほんのちょっとの時間で読むには短編が一番なので、ついつい最近の作品ばかり選んでしまいます。こういう系の作品でも短編があるといいんですけど、なかなか難しいんですかね~。見かけたことがないんですよね。探し方が悪いのかな?

一巻しかない!

07.10.14 / ポジティブ要素 / Author: / コメントは受け付けていません。

先日、本屋に小説を買いに行ったときのことです。選んだ作品はトルストイの『戦争と平和』。ふと歴史に触れるような本が読みたくなり、歴史といえばこれだと勧められたものでした。新潮文庫と岩波文庫で出ていると聞いたのですが、翻訳された方が違うとのこと。普段ならネットで買ってしまうところを、本屋に行ったのはどんなふうに違うのか、知りたかったからです。地域でも大きい書店に行き、迷いながら本を探し、そしてやっとのことで見つけたのは第二巻。どちらの出版社のものも、二巻からしかないのです。一巻から読まなければ意味がないというのに。これはショックでした。とりあえず一冊買ってみようという読者は多いと思いますが、書店はすぐに補充してくれなければ。新刊と違うから、何冊も同じものは置いてありませんからね。その日は泣く泣く帰宅しました。ほかに行く元気はなかったので、また別の日の別の書店で探す予定です。図書館で借りたものもあるのですが、貸出期間中には読み切れないと思うのです。ほかに並行して読んでいる本もありますし。読み切ったら自慢できるよ、と勧めてくれた人は言いました。ちなみにその人は挫折したそうです。どこまで頑張れるか、とりあえず本を手に入れなくては。